消費税を撤廃するとどうなるの?税金のメリットとデメリット。北欧福祉国家に学ぼう!

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どうも、妖狐(@yo_ko)です。

    

2019年10月から10%へ移行する消費税。増税を前にした選挙では、消費税のあり方が一つの争点となりました。

    

デフレが続く日本では消費税の増税でさらに消費が落ち込む可能性があり、不安の声が上がっています。「消費税を撤廃する」という政策まで飛び出したほどです。

    

しかし、本当に消費税の廃止は可能なのでしょうか?デメリットはないのでしょうか?この記事ではそんな税金の仕組みについて解説していきたいと思います。

       

消費税を撤廃するとどうなる?

日本における消費税の税収は2018年度で約18兆円でした。これは税収全体(60兆円)の約3分の1を占めており、非常に大きな金額と言えるでしょう。

      

我々が国へ納めている税金は消費税以外にもたくさん存在します。その税金の用途は多義に渡り、公共サービスや福祉など、国を維持する為の様々なものに利用されているのです。

       

税金の主な使い道

・医療や年金などの社会保障費

・公共事業や公共サービス

・学校教育や科学技術研究費

・防衛費・国債など

    

消費税の廃止は18兆円という大きな税収を失う事を意味します。それは国の運営にとって大打撃であり、我々の生活に必要なものまで奪い取る結果になるでしょう。

     

つまり、「消費税を廃止する」と言うならば、「同じ税収を与えられる何か」を天秤の対として差し出す必要があるわけです。

      

最も公平な税金

現在の日本を取り巻く状況は世界でも特殊な例となっています。それは今までどの国も経験した事がない超高齢化社会です。

   

◆高齢化の国際的動向

画像出典:内閣府より引用

   

このような状況において税金は高齢化と共に必要になります。年金や医療保険などの社会保障費が爆発的に増加する為です。

       

実はこの現象はすでに始まっており、現役世代の労働者の給料から引かれる社会保険料は、ここ20年で数倍に膨れ上がっています。

    

      

サラリーマンの方は自動的に給料から天引きされる為、もしかしたら徐々に上がるこの社会保険料に気づかれていないかも知れませんね。

      

しかし、事実として我々は今のお年寄り達が払った比ではない額の税金を納めているのですよ。これが若者の貧困へと繋がり、ひいては少子化の原因にもなっているように思います。

    

消費税は一見嫌なイメージしかありません。しかし、蓋を開けて見るとその仕組みは誰にでも平等にかけられる唯一の税であり、最も公平な税金と言えるのが消費税なのです。

         

    

「国の運営」という難しさ

消費税をなくす為の天秤の対が一つあります。それは経営者や大富豪からの超高額な税収です。上手くいけば、一般庶民何万人分もの税収が得られるでしょう。

     

多くの企業には法人税がかけられています。この税率をアップさせれば、彼らから大きな税収を獲得するのはさほど難しくないのです。

      

貧富の差が広がる中、「その手を使え!」と声高々にあげられる方もいます。確かに富の再分配というのは必要かも知れません。

    

しかし、これにはデメリットが存在します。例えば、あなたが苦労してのし上がった成功者だとしましょう。寝る間を惜しんで努力して得た富を渡せと言われるのです。

      

あなたは納得できますか?おそらく、これに同意できる方は少ないはずです。

     

少なくとも私なら納得できませんね。そしてもし私が経営者なら、怒って日本を飛び出し法人税率が少ない国へと移動するでしょう。

    

富を持つものが国を離れる事。それはすなわち、国の死を意味します。

      

      

北欧福祉国家に学べ!

国連の関連団体が調査している「世界幸福度ランキング」というものがあります。国民が幸せだと感じる国のランキングです。

     

このランキングで毎年決まって上位にくる国はデンマークやノルウェーなどの北欧の国。(ちなみに日本は54位。先進国では最下位です・・・)

    

しかし、この北欧の国々が、実は日本と比べ物にならないくらいの超高額消費税国家なのはご存知でしょうか?

    

幸福度ランクと消費税率

1位:フィンランド(消費税24%)

2位:デンマーク (消費税25%)

3位:ノルウェー(消費税25%)

4位:アイスランド(消費税25.5%)

5位:オランダ(消費税19%)

       

なんと、上位5つの国は世界でも類を見ないほどの爆裂な高額消費税であり、日本の2倍以上の金額を払っているのです。

    

にも関わらず、国民は日本よりはるかに幸せを感じていますね。実に不思議です。

           

これを裏返せば「消費税は悪ではない」という意味になり、むしろ消費税を廃止してしまう方がはるかに危険な状態を招く事が予想できます。

      

幸福を得る為の税

文字通り「ゆりかごから墓場まで」を体現する北欧の福祉国家。高額な消費税から得た税収は社会保障の基盤を潤し、生活レベルの底上げへと繋がりました。

    

事実として、我々は彼らよりも生活レベルが低いのです。

        

国の経済力で見ると、日本は世界第3位の経済大国。しかし、実は一人当たりの経済力では彼らにボロ負けしています。消費税が倍以上ある国なのに、我々の方が劣るという矛盾。

     

◆世界の名目GDP 国別ランキング

画像出典:グローバルノート – 国際統計・国別統計専門サイトより引用

    

日本という国は今、長く続いた過去の体制から脱却し変革を求められる時期にいるのでしょう。

       

その変革モデルをどこにするのか・・・。北欧のように福祉国家にするのか?あるいは消費税を廃止するのか?すべては政治により国の運命が決まります。

     

目指すべきは公平な税金であり、そして国民の生活レベルを底上げしてくれる税収です。それがあなたの幸せに繋がるのは間違いありません。

    

おわりに

日本は民主主義国家であり、国民の投票によって政治が決まります。日本が変革を迎えようとしているこの時期に、どうか政治離れをしている若い方にも興味を持って頂きたいのです。

        

なぜなら、私達が生まれたこの国は、きっと世界に誇れるものを持っていると思うから。

      

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妖狐
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