どうも、妖狐(@yo_ko)です。
「努力は必ず報われる」
「努力は絶対に裏切らない」
こんなセリフを述べている自己啓発本は世の中にてんこ盛りありますが、残念ながらすべて不正確だと言わざるを得ません。
なぜなら、努力した人が必ず成功するとは限らないからです。事実として、世の中にはひたすら頑張っているのに損な人生を送る人が存在します。
だって、ブラック会社で過労死寸前まで働く人に努力が足りないと言えますか?彼らはその努力によって報われていますか?答えはNOですよね。
努力は簡単にあなたを裏切りますよ。あなたに対して、平気で牙を向きます。
【嘘】努力は必ず報われるとは限らない

最初に結論を述べておきますと、「努力は必ず報われる」なんてのは大ウソです。この言葉を正確にいうならば、「努力は必ず報われるような気がする」になります。
つまり、ただの願望です。
当たり前の話ですが、我々は未来を予測する事ができません。なので、努力が報われたかどうかなんて、未来になってからしかわからないのです。
あくまで結果論なわけですよ。仮にその努力が報われた人がいたとしましょう。
ですが、その人達は十中八九、たまたま運が良かったか、時代の整合性にあってただけか、すごい才能を持っていたかのどれかです。
その少数の報われた人達の裏に、大量の報われなかった人々が存在する世界が、私には容易に想像ができますね。
努力は素晴らしい
誤解されてるかも知れませんが、私は何も努力を否定しているわけではありません。一生懸命に物事に取り組み努力をする。これは非常に素晴らしい事です。
ただ、努力は必ず報われるとは限らないので、見返りを求めてする努力はやめておいたほうが良いよね?という話です。
期待値が高ければ高いほど、努力が報われなかった時の精神ダメージは大きくなります。ギャンブルと同じです。ゆえに、

これだけ努力したなら成功するはずだ!
というのはただの思い込みでして。もし努力量に応じて成功するなら、もっと世の中に成功者が溢れているはずですからね。
努力の基準値

では、成功者の特徴を分析してみましょう。
まず、彼らは往々にして努力を努力だと思っていません。また、努力の基準値が人よりも圧倒的に高いです。
彼らはロクに眠らずに、常人の何倍もの量をこなしながら「こんなものでは全然足りない!」なんてセリフを平気で抜かします。一般人から見れば狂気の沙汰です。
この事から推察するに、努力というのはやろうと思ってするものではなく、何かに突き動かされてするものなのかも知れませんね。
それは使命感なのか責任感なのか才能なのかはわかりませんが、無我夢中で振り返らずに走る人と周りを見渡しながら努力するフリをする人。
歴然たる差が出たとしても、ある意味当然だと言えるでしょう。
頑張る対象を見極めてから努力すべき

努力をする前に、まず絶対にやっておかねばならない事があります。それは「何の為に努力をするのか?」という目標設定です。
例えば、黄金の財宝が眠る巨大な山があったとしましょう。掘り当てる為にガムシャラに頑張って掘る人(Aさん)がいたとします。
では、Aさんは努力してるから素晴らしいのか?と言えば、そうでもないですよね。だって、黄金が埋まってない場所をどれだけ掘ろうが無駄じゃないですか。
それなら、黄金がある可能性が高い場所を分析して、ピンポイントで掘る方がよっぽど早いです。そして、本来はその分析にこそ時間を使って努力すべきです。
目標設定をないがしろにして行う努力は何の意味もありません。さしずめ、ただの時間の無駄でしょう。0に何をかけたって0のままなんですよ。
その努力は未来のあなたを助けてくれるか
夢に向かってひたむきに頑張る人を見ると、つい応援したくなりますよね。人からの声援、あるいは祈りといった存在は、後ろから背中を押してくれる強い原動力となります。
スポーツの試合はアウェイよりホーム側のチームが有利になる。サポーターの大きな応援が勝率に影響しているのは、偶然ではなく化学根拠に基づいた事実。
ですが、世の中には孤独に戦う人だって存在します。一切の応援がなく、自分以外の力を頼れない状況ならば、一体何を原動力にすれば良いのでしょうか?
答えは簡単。未来の自分から応援してもらえば良いのです。だって、あなたの努力は未来のあなたを助けてくれるはずだから。
仮にもし、その努力が未来のあなたの助けにならないのなら、残念ですがそれは目標設定が間違っていると言わざるを得ませんね。
冒頭のブラック会社の話に戻りましょう。ブラック会社で過酷に働く事を努力すれば、果たして未来のあなたは喜んでくれるでしょうか?
答えはもちろんNO。というか最悪の場合、命を奪う結果にもなります。つまり、ブラック会社はあなたが努力する舞台ではないという事です。
一方で、私が書いているこのブログはネット上に残り続け、日本中の人々の目に止まります。未来の私が寝てようがウ○コしてようが、私の代わりに意見を言ってくれるわけです。
まさに現代版・影分身の術。今日の私は記事の執筆でクタクタかも知れませんが、明日の私はきっと上機嫌で喜んでいるでしょう。
なんせ、寝て起きて朝になったら、ランチ1回分くらいのお金をこのブログが稼いでくれるのですから。
おわりに
1. 努力量に応じて成功するわけでは無い
2. 思い込みで見返りを求めても無駄
3. 努力の基準値が人によって変わる
4. 努力の目標設定が定まっていない
5. 努力の目標設定が間違っている
ブログを書きながらよく考えるのは、人にやる気を起こさせるにはどうすれば良いのか?です。なぜなら、それは自分のやる気を起こさせる事にもつながるから。
しかし、文章だけで人に伝えられる思いなんてたかがしれています。おまけに文章力がない私では人を動かす事なんて不可能に近いでしょう。
それでもやってみるまでわからないというのが面白いところでして・・・。私はもしかしたら、成功する為にブログを書いているのでは無いかもしれませんね。
ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。
出典:デール・カーネギー「人を動かす」
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