どうも、妖狐(@yo_ko)です。
ブランド物を身に纏い、やけにキラキラした雰囲気を醸し出している起業家。あなたの周りにもそんな人がいませんか?
まるで世の成功者のように振る舞っている彼らですが、実際の所、「起業」にキラキラ要素なんて一切必要ありません。
にも関わらず、なぜか人の視線を集めるように理想の姿を体現したような彼らは存在します。騙されてはいけませんよ?
「お金を稼ぐ能力」と「人を欺く擬態」はまったくの別物なのですから。
世の中に怪しい起業家が多い理由

初対面で会った人が一目でお金持ちだとわかる要素って色々ありますよね。例えば、高級な腕時計をしていたり、ブランドの服を着ていたり、高級車に乗っていたりなど。
個人的には、「俺はお金持ちだぞ!」って他人に思わせる事に対して、何の意味があるのかまったく理解不可能なのですが、世の中にはやたらとアピールしたい人がいるみたいです。
そして、往往にしてそういう方達はキラキラと輝いておられます。まるで恒星のように輝く宝石を身につけていたり、毎日パーティーしながら金をばら撒いたり。
あるいは、「取締役社長」という肩書きをつけて綺麗なオフィスで仕事をしている写真をプロフィールに貼ってみたり。
このようにネット界隈には香ばしい方達がたくさんいらっしゃいます。しかし、実は彼らには一つだけ共通する特徴があるのですよ。
それは、具体的にどのような仕事をしているのかはまったく明かさない点です。
肩書きモンスター
東京大学卒業という学歴をお持ちの方を見ると、「おおー!スゲー!!」ってなりますよね。何と言っても、日本で最高峰の大学ですから。もちろん、実際に素晴らしい事だと思いますよ。
だけど、学歴がない方を見て「ああ・・残念だ」とはなりません。なぜなら、学歴があるからといって成功しているとは限らないからです。そしてその逆もまた然り。
私が「ああ・・・残念だ」となるのは、東大に行ってないのにもかかわらず「東大卒だ!」と言う人間を見た時ですね。つまり、嘘つきです。
残念ながら、現在のネット上には至る所にこのような嘘つきがいます。「仮想通貨」など、金になりそうな話題がトレンドになった時には、ここぞとばかりに沸いてくるのです。
子供がつく嘘は可愛いもんですが、彼らの嘘はかなりタチが悪いですよ。なぜなら、人から金銭を奪い取る為に、自分を誇張して必要以上に大きく見せているのですから。
お金を稼ぐのにセミナーなんて必要ありません

自称「出来る起業家」の方達はなぜか有名都市部にオフィスを構えます。しかも、全身ブランド品でオシャレです。まるでみんなの理想が詰まったかのような・・・。

年商〇〇万円の私は出来る女社長!毎日超充実!超ハッピーで幸せなの!
いや、すごいんですけどね?そのキラキラ要素って本当に必要なんですか?
私も一応、自分のビジネス(ブログ)でお金稼いでますが、まったくキラキラ要素いらないんですけど・・・。だって狭い部屋の隅っこでパソコンカタカタやってりゃ稼げるんで。
は?オシャレなオフィス?いらねぇよ。は?ブランド品?いや、ボロボロのスウェットで十分なんだけど。
ビジネスの本質というのは「お金を稼ぐ事」であって、「お金を稼いでいるように見せかける事」ではありませんよ?
もし、本当に起業家にキラキラを夢見ている人がいるとしたなら、残念ですがそれは理想とは一番遠い所にある職業だと言わざるを得ません。そして、彼らが主催するセミナーに参加したとしても、高確率で稼げるようにはならないでしょう。
なぜキラキラ起業家に憧れるのか?

なぜ人は憧れを持つのでしょうか?それも自分ではない赤の他人に憧れを抱きますよね。
「この人のようになりたい」「自分もこんな人生を歩みたい」など。自分と他人を比べて、他人が秀でている部分だけを大きく評価します。
しかし、本来は他人と違って当たり前なのです。他人が秀でてるなんてマジでどうでも良い事なんですよ。だって、大切なのは自分なんですから。
おそらく、これらは自己肯定感が低い事に起因します。「他人よりも自分の方が劣っている」という負の感情が、妬みにも似た強い羨望を生み出すのです。
そして現在の社会は、このような負の感情が非常に浮き彫りになりやすい構造を持っていますね。それはインターネットの存在。
インスタグラムのような他人の幸せを可視化出来るサービスが、自分の不幸までわかるようにしてしまったのです。
作り物のキラキラ
インスタグラムやスナップチャットは写真がメインのSNS。そこに映し出されるのは、圧倒的に輝いた非日常の世界です。
「いいね!」をもらうためだけに、彼らは最大限の幸せをアピールします。それらはすべて作り物の幸せですが、あまりにも輝いたその姿は見る人に嫉妬心をもたらします。

なんでそんなに旅行ばっかり行けるの!

なんであいつには彼女がいるんだ!
インターネットという空間で繋がってしまったばかりに、見たくない情報まで入ってくるのです。このような状況では他人と自分を比べてしまうのも無理はありません。
「あんなに幸せそうな人がいるのに、自分はなんてみすぼらしいのだろう・・・。なんて地味なんだろう・・・。そんな自分が許せない。」
このように、他人と比べれば比べるほど自己肯定感の低下へと繋がります。そして、自分よりも素晴らしい存在だと思い込んでしまったキラキラ起業家に、憧れを抱き始めるのです。
目に見えるものだけが真実ではない

自分でブログ書いてて思うのですが、計画通りにいかない事って結構多いんですよ。
例えば8時間かけて書いた大作記事がまったく見られず、逆に40分ほどで適当に仕上げた記事がめっちゃ見られたり、こんなモン売れるわけねー!と思って載せたリンクから商品が売れたり。
だからよく思うんです。世の中の物事って、案外目に見えるほど単純じゃないなぁと。目に見える部分っていうのは表面のわずか一部分なんですよ
ゆえに、我々はいかに本質を捉えるか?という事に焦点を当てなければなりません。見るだけはなく、水面下まで潜らなければならないのです。
邪魔なキラキラ要素は省いて、冷静に努力の方向性だけを見定める。それが出来るか出来ないかはきっとあなた次第。

話を冒頭に戻しましょう。起業家っていうのは、本当はもっとみすぼらしくたって良いのです。
だって、実際に成功した起業家も初めはみすぼらしかったのですから。本当は地味で良いのです。だって、実際の成功者だって地味な作業しているのですから。
別にキラキラと輝いていなくても良いのです。だって、これから輝き始めるのですから。別に憧れる必要なんてないのです。だって、彼らがやっている事は、あなたにだって可能なのですから。
目に見える事だけで一喜一憂するのは時間の無駄ですよ。目に見える部分なんて真実ではありません。それよりも、目に見えない部分で誰よりも努力をしましょう。
あなたには時間がたっぷりあります。1歩ずつ歩いていけば良いのです。たどり着いた山頂から、いつかすべてが見渡せるはずだから。
自分のことは自分で判断するように心がければ、他人の気まぐれな態度の影響を受けることはない。他人に認められて有頂天にならないし、批判されても落胆しなくなる
出典:ジェリー・ミンチントン
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