【事実】製造業がオワコン化する4つの理由。日本の無駄すぎる労働生産性について。

これから伸びる&オワコン産業

どうも、妖狐(@yo_ko)です。

   

あくまで個人的な意見ですが、製造業は今後オワコン化する可能性が非常に高いと言えます。その理由は次の4つです。

   

   

上記について順に解説していきたいと思います。

      

製造業がオワコン化する4つの理由

昭和から平成、そして令和へと移り変わり、国の在り方を見直される時代がやってきました。終身雇用制度はすでに崩壊しており、今後はAIやロボットによる業務の自動化で雇用が大変動する懸念があります。

     

         

中でも、将来的には人間が業務を行わなくなる可能性が非常に高いと思えるオワコン業界を下記にまとめてみましたので、ぜひご覧ください。

    

      

大量生産の時代は終わった

20世紀を代表するのにふさわしい言葉がマスプロダクション。すなわち、大量生産の時代です。

     

19世紀まで主流だった個別受注生産ではなく、ライン生産方式で大量に生産するこの方式は、合理的で一切の無駄がなく、安価で良質な製品を安定的に提供できるようになりました。

      

自動車を初めとする日本製品が世界中でバカ売れし、高度経済成長へのきっかけとなったものこそが大量生産です。日本は戦後にも関わらず、一気に先進国のトップへと上り詰めました。

    

昭和の時代に「三種の神器」と呼ばれた、冷蔵庫・洗濯機・テレビ。発売された当時、これらの商品はとても高価で、一部の裕福な家庭にしか普及していなかったそうです。

          

その後、技術革新と共に低廉化し多くの家庭に普及。順調に上がり続ける一般所得の後押しもあって、バブルの好景気に乗っかり飛ぶように売れました。

     

残念ながら、バブルの終わり頃に生まれた私に記憶はありませんが、日本が最も勢いづいていた時代と言えるのではないしょうか?国内・国外共に需要が伸び続け、つくればつくるだけ売れる時代だったのです。

       

つくっても売れない時代

最高潮の価値観を保持したままバブルの崩壊を迎えた日本は、失われた20年へと突入します。

    

【失われた20年】

主に1991年時点から20年間を指すことが多いが、2011年以降も経済低迷の状態は変化しておらず、一部では人口減少などを背景に悪化の傾向にある。 景気以外にもGDP、貿易収支、通貨、国債などの指標が挙げられる。 一人当たり名目GDPは、1988年から2001年までは日本が世界のベスト5から落ちることはなかったが、2009年に世界19位、2015年では27位に位置している。

出典:Wikipedia

    

景気の悪化と共に低迷し続ける経済。デフレと少子高齢化による人口減で内需も悪化。外需は他国製品にシェアを奪われ、国内GDPは中国に3倍ほどの差をつけられてしまいました。

    

極め付けが、電化製品の多く(カメラ・カーナビ・CD/MDプレイヤーなど)がスマホの中に吸収され、もはや必要なくなった事。以前は絶好調だった電化製品の製造業は見る影もありません。

       

つくっても売れなくなる時代を見抜けなかった日本は、工場を増設しまくったわりに大赤字という大失態を犯してしまいました。

    

      

今後、シェアリングエコノミーの加速と共に、ますますモノが売れなくなるのは間違いないでしょう。モノを所有する時代から、モノを共有する時代に変わるのです。

      

単純な肉体作業はスキルの希少性がない

お気を悪くされてる方もいらっしゃるかも知れませんが、私は決して製造業をディスるつもりはありません。ですが、製造業に従事する事にデメリットがあるのも事実なのです。    

    

まず、肉体的な単純作業はスキルの蓄積が見込めません。なぜなら、やっている事が「体を早く動かす事」だからです。他の人がすぐに代替できる仕事に付加価値が付きにくいのは、至極当然の結果でしょう。

        

また、製造業の多くは分担作業制。どこからどこまでという作業ラインが決められており、基本的に作業者は毎日決まった作業しかしません。

      

実はこの「毎日同じ作業をする」というのが危険信号。なぜなら、AIやロボットの最も得意な事がマニュアルに決められた同じ作業だから。

      

機械は人間を超える

AIの学習方法はディープラーニング(深層学習)と言います。人間の脳神経回路を模した機械学習方法で、コンピューターはより人間に近い学習が出来るようになりました。

       

囲碁や将棋の勝負では、すでにAIが人間に勝っているのはご存知でしょうか?これはAIが膨大なデータから学習し、最適解を見つけ出している事を意味します。つまり、人間でいう「目」の部分が完成しているという事です。

     

AIの目は人間以上の記憶力・スピード・判断能力を有しています。もはや人間が見るよりもAIが見た方が正確なのです。

       

車の自動運転技術を可能にしているのもこの力。もしかすると、自動運転は予想以上に早く完成するかも知れません。

         

      

今後、あらゆる産業でAI化が進み、データから最適解が導き出される事でしょう。今まで無駄があり過ぎた構造にメスが入るわけです。

      

しかし、現状では無駄があるからこそ雇用が生まれているとも言えます。

     

無理矢理繋いでる雇用が崩壊した時、日本社会が受けるダメージは想像に難くありません。今こそ新時代に通用する自分のスキルを磨き、真の安定を手に入れましょう。

      

      

ハードウェアはコモディティ化する

突然ですが、少し質問させて下さい。皆さんのご自宅に置いてあるテレビはどこのメーカーのものでしょうか?SHARP製?それともSONY製?

    

実は私の実家ではハイセンスと呼ばれる中国企業のテレビを使用しています。50型で映像美・機能性ともに問題ありません。なのに値段は日本製品より遥かに安いわけです。

     

これこそがコモディティ化の正体。つまり、廉価版の存在です。似たような性能を持つ製品では、消費者は必ず安いものを選びます。

      

【コモディティ化】

市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差のない状態のことである。消費者にとっては商品選択の基準が販売価格(市場価格)の違いしかないことから市場原理の常としてメーカー側は「より安い商品」を投入するしかなくなり、結果的にそれら製品カテゴリに属する製品の価格が下がる傾向があり、反面企業にしてみれば価格競争で安く商品を提供せざるを得ず、結果的に儲け幅(利益すなわち商品として扱ううまみ)が減ることもあり、企業収益を圧迫する傾向がある。

出典:Wikipedia

    

もはや日本製ブランドがあったのは過去の時代。中国製や韓国製はメキメキと実力を上げ、その差を確実に縮めてきました。特にスマートフォンの市場では、完全に日本は一人負け状態です。

        

事実として、先進国に住む我々は彼らより安い製品を絶対に提供できません。なぜなら、我々の賃金が彼らよりも高いからです。

       

ではここで2つ目の質問をしましょう。日本人の給料は本当にその仕事の価値に見合っていると言えるでしょうか?給料分の付加価値を商品に与えられているでしょうか?

         

中国人や韓国人2人分の仕事量をこなしているでしょうか?フィリピン人3〜4人分の仕事量をこなしているでしょうか?

      

残念ですが、単純な肉体労働である製造業において答えはNOでしょう。動かないおっさんが大量に給料をもらっている今の現状では、我々が負けるのは火を見るのも明らかなのです。

        

ハードウェアとソフトウェア

世の中にはコモディティ化しやすいものがある一方で、コモディティ化しにくいものもあります。それがソフトウェアです。

        

【ソフトウェア】

コンピューター分野でハードウェア(物理的な機械)と対比される用語で、何らかの処理を行うコンピュータ・プログラムや、更には関連する文書などを指す。

出典:Wikipedia

     

わかりやすく例えるなら、

スマートフォン本体→ハードウェア

スマートフォンのOS→ソフトウェア

という考え方が良いでしょう。

     

2018年、世界のスマホ市場はサムスンの一人勝ちでした。そのシェア率は驚異の21%で、2位のアップル(15%)に大差をつけています。では一番儲かったのはサムスンか?と言うと、実はそうではないんですよ。

     

アップルはシェア率こそ劣るものの利益はサムスンの比ではありません。なぜなら、アップルは独自のOS(ios)を持っており、利益をグーグル(android)に奪われなくて済むからです。

      

これこそがソフトウェア産業の強さ。スマホを組み立てる作業は代替出来ても、OSのような付加価値の高いシステムを代替する事は不可能。つまり、プラットフォームとして、ハードウェアの上にタダ乗り出来るわけですね。

電気自動車で有名なテスラモーターズは、バッテリーを大量生産して価格を安くする為に電池容量をシステムで制限している。ソフトウェアで電池ロックをかける事でグレードに合わせて容量を調整できるのだ。ゆえにテスラ車のバッテリーは、一番安いグレードも一番高いグレードもまったく同じものが使われている。

      

日本の労働生産性では後進国に勝てない

今に始まった話ではありませんが、日本の労働生産性は主要先進国で最下位です。これはブラック企業や過労死が溢れている事からも容易に想像ができます。

        

◆各先進国の労働生産性一覧

画像出典:日本生産性本部 より引用

     

この記事を見ている皆さんもきっと、今の仕事に無駄があると感じられている事だと思います。その無駄を無くそうにも無くせない理由がこの国にはあるのです。

     

日本には終身雇用・新卒一括採用・年功序列など、海外にはない独自の制度があります。これらは昔、若者が多かった時代に整合性があった為、取られた政策でした。

    

しかし、現在は少子高齢化ですよね。むしろ若者の方が少ない時代です。年功序列なら、若い順から給料上げてもらわないと困ります。

       

働いても働いても給料が増えない若年層には何も得るものはありません。体が動く時期だけ使い物にされて、老人となった時には年金も無くなっているのですから。

      

      

時代にそぐわないチグハグ制度をいつまでも続けた結果、「無駄な会議」や「右から左に受け流す仕事」をして大金をもらうオッサンが増えてしまいました。

       

頑固で融通のきかない彼らが、圧倒的な生産性低下を招いているのは動かない事実です。

        

         

アップデートできない

日本の敬語文化は無条件で年上を尊重しなさいというクソみたいな価値観。このおかげで、精神年齢が小学生以下のオッサンにも敬語を使わないといけなくなりました。

     

もちろん、プリ○スで子供の列に突っ込む老害にも敬語を使わないといけません。年上を尊重し過ぎたせいで、年下がイエスマンだらけの構造が出来上がったわけです。

         

多くの場合、老害は過去に固執します。昔の価値観から変化できないのです。さしずめ、アップデートできない初代iPhoneといった所でしょう。

     

しかし、日本だけが変化を拒んだとしても世界は変化していきます。時代の波に乗り遅れると、経済が死んでいくのは自明の理です。

       

成長する後進国に勝つ為には

人口の3割が高齢者の日本に対し、人口の半分が20代で総人口13億人のインド。インドの経済成長率(ノーマルGDP)はバブル期の日本に匹敵するスピードで増加しています。また、東南アジアの国々も凄まじい勢いで発展しているのです。

      

       

生まれた時からネット環境があるデジタルネイティブはIT技術に強く、既得権益を壊す事にも抵抗がありません。対して、年寄りが権力を握る日本は保守的であり、新しいテクノロジーにまったくついていけてないのが現状です。

        

我々は圧倒的に不利な状況で、爆発的な成長を遂げる彼らと戦わねばならないのです。控えめにいって無理ゲー過ぎますよ。

         

多くの年寄りを抱えながらも若い人間を沈ませるような土台が出来上がっているこの国は、一度土台ごと潰さなければ浮上できないでしょう。今こそ溜まった膿を出し切るべきです。

       

      

おわりに

製造業がオワコンな理由まとめ

1. つくっても売れない時代になった

2. 製造業にはスキルの稀少性がない

3. 商品のコモディティ化が避けられない

4. 労働生産性の低さを改善できない

日本製品といえば、一昔前は高品質ブランドそのものでした。しかし、今は中国をはじめとする他の国に、そのシェアを取られてしまっているのが現状です。

    

日本をもう一度モノづくりの国にするならば、抜本的な改革が必要不可欠なのは間違いないと言えます。問題は、老人しかいない今の政治家に、国をアップデートする力があるのかどうかです。

        

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