どうも、妖狐(@yo_ko)です。
突然ですが、皆さんは「マスク効果」と呼ばれるものをご存知でしょうか?
まぁ、私が今つくった言葉なんですけど、顔半分が隠れるので歯科助手のお姉さん達がやたら可愛く見える現象です。もしかしたら、

マスクしたら急に彼氏できちゃった!
なんてことも、あるかも知れませんね。
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 彼氏の前でマスク取れねーじゃねーか! <
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あなたの周りの空気がキレイだとは限らない

私達が普段何気なく吸っている空気の中には、ある程度の酸素が含まれています。
厳密にいうと、私達が普段吸っているのは酸素濃度20.9%以上の空気です。そしてこの酸素は、植物や森林の光合成によってつくられています。
実は海中でも光合成が行われている。太陽の光が届く水深80mまでの海中で植物プランクトンや海藻による光合成が行われ、地球上の酸素の3分の2は海中からつくられている。
地球上の生物が生きていく為に欠かせない酸素。人間は酸素濃度10%以下の空気を吸い込むと意識を失い、6%を下回ると死に至ります。
格闘漫画グラップラー刃牙の中で、
5分余りも呼吸を止めていられるよう設計されている人間が、酸素比率6%以下の大気を吸気したならただの一度で機能を失う
出典:柳龍光(範馬刃牙)
というセリフがありますが、これはまさに核心をついていると言えるでしょう。
完璧に見える私達人間の体も、実はたくさんの欠点を抱えているのかも知れません。
目に見えない存在
地表の様々な影響を受け、空気の中に浮遊している物がたくさんあります。
土壌からの塵埃・胞子・植物の種子・花粉・水蒸気などが、その時の気流に応じて横に流れたり上昇したり下降して沈定したり、絶えず変化しながら舞っているのです。
その中には微かながら細菌などの微生物も含まれています。最も脅威なのは人に病気をもたらすものです。冬の季節だと、インフルエンザウイルスが有名ですね。非常に危険な存在です。
もちろん、これらはほんの僅かな量ですので私達人間の目では捉える事が出来ません。

綺麗だと思っていた部屋でも窓から日光が差し込んだ際に、室内のホコリがキラキラと輝く姿を目にされた事があると思います。これはチンダル現象と言い、一定の大きさのホコリが幾何反射して起きる現象です。
私達の目に見えないだけで如何にたくさんの浮遊物があるか、おわかりになられると思います。目に見えない存在ほど怖いものはありませんよ。
放射能も。人間の心も。
マスクの効果は「ウイルスから身を守る事」だけではない

マスクには明確な2つの役割があります。
1 . 自分の咳やくしゃみから出る飛沫の拡散を防ぐ。
2 . 他人の咳やくしゃみから出る飛沫、あるいは細菌・ホコリ等の粒子が体内に侵入するのを防ぐ。
つまり、「病気を拡散するのを防ぐ」のと「病気を予防する」役割です。
予防の方に目が向きがちですが、内側からの飛沫を抑える効果もありますので、風邪かな?と思ったら早めに着用されることをお勧めします。
マスクにはガーゼタイプと不繊維タイプの2種類があります。昨今では一般的に売られてるマスクの大半は不繊維タイプです。
インフルエンザ流行期には、ウイルスからの防御力が高い不繊維タイプのマスクが推奨されています。買われる際は現物をよくご確認下さい。
中にはダチョウが体内で生成した抗体をマスク内に入れるという、変なマスクもあります。このダチョウ抗体にはウイルスや細菌を撃退してくれる力があるので、より高いインフルエンザへの防御能力が期待されているそうですよ。
体内のフィルター
マスクを一言で言い表すなら「フィルター」になります。空気清浄機と同じ要領で、フィルター越しに綺麗な空気を吸い込んでいるわけです。
しかし、皆さんは私達の体の中にもフィルターがあるのをご存知でしょうか?

それは肺です。
私達の呼吸器には異物を除去するモノがついてますね?そう、鼻毛です。この鼻毛がワッサーと生えてるお陰で、大体の異物が体内に入る前にキャッチできます。
しかし、キャッチ出来なかった小さな物体はさらに奥の肺胞へと入り込んでしまいます。肺胞まで入り込んだ物体の大半は呼吸で再び排出されますが、一部はそこに残り続け様々な異変をもたらすのです。
【塵肺(じんぱい)】
粉塵や微粒子を長期間吸引した結果、肺の細胞にそれらが蓄積することによって起きる肺疾患の総称。初期は自覚症状がないため、気づかない間に進行し、やがて咳、痰、息切れがおこる。さらに進行すると呼吸困難、動悸を起こす。また、塵肺になると肺結核などの病気を合併しやすくなる。根治の決め手は存在せず、塵肺法が規制している。
出典:Wikipedia
私達の体の内側にあるこの大切なフィルターを守るため、外側にもう一つのフィルターをしてあげましょう。
マスクの効果的な使用方法

一般的に私達がよく目にするマスクはプリーツ型と呼ばれるもので、これはつけたまま会話がしやすいように工夫された形状となっています。
このプリーツ型のマスクはコンビニやドラッグストアなど、いろんな場所で売られています。手に入れやすく誰でも使いやすいので非常に便利なのですが、このマスクの効果を100%引き出す為には正しい使用方法を知る必要があるのです。
顔とマスクの間に隙間が出来ないよう着ける

マスクの中には立体型・カップ型など、高価ですが顔の形によりフィットするように設計されているものがあります。
上記に比べると、プリーツ型は密閉能力で見劣りするのが事実です。特に鼻頭(ノーズフィット)の部分がスカスカだと、そこから空気を吸い込んでしまいマスクの役割を果たしません。
自分の顔の形に最も適した形状やサイズの物を選ぶ事によって密閉能力は上昇します。マスクを装着する際は出来るだけ隙間をつくらない事を意識しましょう。
1日1枚の使用頻度を守る

マスクは消耗する衛生用品です。例えば、エアコンや空気清浄機のフィルターを全く掃除しなければどうなるでしょうか?おそらくはホコリやカビなどの汚れで真っ黒になってしまうでしょう。
マスクも同じです。多くのマスクは使い捨てであり、使用期限が決まっています。
マスクの効果を最大限に享受する為に、使用期限は必ず守りましょう。
2次感染に気をつける

マスク表面には様々な汚れが付着しており、手で触ったりしたら当然、手にも汚れがつきます。マスクに触れた際には、必ず手洗いをしましょう。そして感染症の懸念がある場合は、廃却方法にも注意しなければなりません。
ノロウイルスなどの感染力が強い菌は、捨てられたマスクが発祥源になりうる可能性があります。耳ひもを持って外し、必ず密閉できる容器に廃却すること。
感染源を絶つには、これほどまでに徹底しなければならない事を認識しましょう。
おわりに
冬の寒い季節はずっとインフルエンザのターン。そして冬が終わり春になると、今度は花粉がやって来ます。どうやら、私の鼻水はしばらく止まりそうにありません。
睡眠をよく取り、健康な体とマスクの力でウイルスをはね返してやりましょう!
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