遠回りでしか人生の目的地に辿り着けない理由。

心理学

どうも、妖狐(@yo_ko)です。

    

人生に近道があったらなんて素敵なんでしょう。わざわざ泥臭く努力しなくても成功までひとっ飛びできる。そんな最短ルートがあれば良いのになーってよく思います。

      

しかし、現実はそうではありません。事実として我々はどんなに急いでも、一歩づつでしか未来を変えていけないのです。

     

人生には近道なんて存在しない

突然ですが、人生の岐路に立たされた時、あなたは何を道しるべにしますか?経験?直感?他人の意見?それとも、運任せ?

    

私達は今まで無意識に生きて来たように見えて、実は人生の節目節目で選択をしてきました。膨大な選択肢の中から、一つを選択して生きて来たのです。

    

それは今のあなたの人生に繋がっています。あなたの眼下に広がる景色は、他でもないあなた自身がつくり出したものです。

       

ゆえにもし、今置かれている現状に不満があるのだとしたら、どこかで選択肢を間違えた結果かも知れませんね。

     

我々人間は判断をよく間違えます。不正解を選んでしまう事なんてザラにあるのです。しかし、選択する時にはそれを正解だと信じて疑いません。

    

なぜなら、未来の事なんてわからないから。

     

すべての行動は結果論である

何か一つの目標を立ててチャレンジしていると、必ず壁にぶつかって挫折する時が来ます。これは行動を起こす前には見えていなかった問題点が存在するからです。

      

イレギュラーとも呼べる「見えない壁」はあらゆる場所に存在し、あらゆる挑戦者を拒みます。まるで立ちはだかる山の如くです。

       

下見はあまり役に立ちません。自分から渦中に突っ込んでみて初めて、それがなだらかで簡単なルートか、足の踏み場もない危険な山道なのかがわかるのです。

     

正解か不正解かというのは、所詮単なる結果論。

     

なんせ今あなたが選択した回答は、未来でしか採点できないのだから。

        

遠回りでしか目的地に辿り着けない理由

近年、目覚ましい発展を遂げている人工知能テクノロジー。この凄まじいAI性能の伸びは、学習方法として開発されたディープラーニングの成果と言っても過言ではないでしょう。

    

【ディープラーニング(深層学習)】

多層のニューラルネットワークによる機械学習手法である。人間の脳の構造を模した機械学習。Googleをはじめとした多くのIT企業が研究開発に力を入れている。また、自動運転車の障害物センサーにも使われている。

出典:Wikipedia

     

実はディープラーニングは人間の学習構造と非常に良く似ているのです。例えば目を使って物を認識するには、色・形状・大きさなどを見て判断する必要がありますよね?

          

AIの目も同じように物を見て判断します。それも人間では絶対に不可能なスピードでです。何万・何億通りもの物を認識する練習を繰り返す内に、ついにAIは人間を抜かしました。

       

この圧倒的なAIの成長の裏には、数え切れないほどの失敗が存在しています。

           

人間よりはるかに優れているAIでさえ、失敗と修正を繰り返してしか正解に辿りつけないのです。機械だって遠回りをするのです。

     

そう考えれば、私達が最短ルートで行けないのは当たり前の話でしょう?最初から正解を選べないのも不思議ではないでしょう?

     

人間だからこそ人間らしく生きれば良いのです。間違いを受け入れながら行動すれば良いのです。

    

ウサギとカメならどっちが勝つ?

リニアモーターカーをご存知でしょうか?世界で最も早い電車で、実現したなら東京・大阪間が1時間で移動可能になります。

     

時速はおよそ500km。想像できないほどの強烈なスピードですね。もちろん、人間がぶつかればその瞬間に肉片と化します。即死するので気をつけましょう。

          

我々生物はこのような機械の乗り物には絶対に勝てません。世界で最も早い生物とされるチーターでさえ、追いつくのは到底不可能です。

    

生きとし生けるものと血が通っていない機械との差。平成から令和へとなった現在でもこの差は開き続け、歴然たる力量の違いを生み出しました。

      

もはや、我々の生活にテクノロジーは必要不可欠です。近代文明は確実に「自然」として調和しつつあります。

      

人間にあって機械にないもの

今後、AIが頭角を表し、あらゆる仕事を人間から奪っていくのは間違いないでしょう。どんどん効率化・合理化され無駄がなくなるこの世界は、驚くほど生きやすい時代へと進化を遂げます。

    

そこにはおそらく、国という枠組みすら存在しなくなる可能性が高いです。昔の人が手に入れられなかった圧倒的な自由を、生まれて初めて手にする事ができるかも知れませんね。

     

もちろん、この基盤をつくり上げるのはインターネット。しかし、そのインターネットをつくり出したのは人間です。前述のリニアモーターカーだって、つくるのは人間でしょう。

    

我々人類には機械のような超人的なパワーはありませんが、機械にはない「考える力」を持っています。すなわち、無から有を生み出す力です。

       

この力は一見限りなく弱そうに見えて、凄まじい力を秘めています。進化するAIに対し、人間が優位に立てる唯一の力なのです。

      

冒頭の話に戻りましょう。我々はきっと、500kmで走る必要がないのですよ。500kmで走る乗り物を生み出して、乗れば良いのですから。

      

我々はきっと、AIより賢くなる必要はないのですよ。人間の頭脳よりもはるかに賢い機械の頭脳を生み出して、利用すれば良いのですから。

         

我々はきっと、ウサギになる必要はないのです。カメのようにゆっくり歩いても、確実にゴールできる方法を見つけ出せるのですから。

       

      

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