自動車産業の次は宇宙産業?日本の「ものづくり」が生き残れる場所とは。

これから伸びる&オワコン産業

どうも、妖狐(@yo_ko)です。

    

自動車産業が「100年に1度の変革期」と言われている今、生き残りをかけた様々な戦略が練られています。長い間、日本経済を引っ張って来た産業だけに、サプライチェーンを含め大打撃は免れません。

    

     

資源を持たない小国が大きな経済を保持できたのは、勤勉な国民性がもたらした「ものづくり」に他ならないでしょう。ゆえに我々は、自動車の次に繁栄する製品を探し出して、それを次世代産業へと築く必要があります。

     

自動車産業の次は宇宙産業?

1969年7月、人類史上初の快挙となる出来事が起こりました。アポロ11号から2人の船員が、初めて有人の月面着陸に成功したのです。

   

冷戦の影響があったといえ、当時の技術力からしてみれば、これは歴史的な挑戦だったでしょう。多額の費用をかけ、何度も失敗を重ね、尊い命を失ってアポロ計画は成功しました。

   

【冷戦】

第二次世界大戦後の世界を二分した西側諸国のアメリカを盟主とする資本主義・自由主義陣営と、東側諸国のソ連を盟主とする共産主義・社会主義陣営との対立構造。米ソ冷戦や東西冷戦とも呼ばれる。

出典:Wikipedia

    

あれから51年。当時では不可能だった技術がたくさん登場する世の中となりました。かつてアポロ11号を地上から送り出す為に使われていた巨大なコンピューターは、もはや1つのiPhoneだけで代替できます。

   

これから「本当の意味での宇宙時代」が始まるはずです。人類が月面へ行くだけでなく、もっと他の遠い星へ行ける世界を、テクノロジーはすでに目の端に捉えているのですから。

     

宇宙産業の市場規模

現在の宇宙産業の市場規模は、約30兆円と言われています。10〜20年後にはこれが100兆円規模まで成長すると見込まれており、今、世界中の企業がプラットフォーマーになろうとしのぎを削っているわけです。

     

      

上記は衛星市場の推移表ですが、2018年度の時点ですでに277億ドル(日本円換算29兆円)を超えていますので、妥当な予測だと思いますね。

    

今後、需要がなくなっていくのが濃厚な業界がある一方で、逆に右肩上がりしている業界が必ずあるはずです。チャンスを掴む為には、「未来を見通す力」と「変化に対応できるスピード」が求められます。

    

     

宇宙産業の目的

宇宙産業は、ただただロケットを飛ばしているだけではありません。そこには明確な役割と目的があり、だからこそお金が稼げるわけです。

    

宇宙産業の役割と目的

・高層大気の調査(気候変動などの問題を解決する為)

・オーロラの調査(磁気圏などのメカニズムの解析)

・宇宙空間の調査(未知の物質の発見、太陽エネルギーの獲得など)

・宇宙空間の開発(新しい産業構造、重工業&核廃棄物などの地球汚染物を宇宙空間へ移動する為)

   

一般人
一般人

宇宙産業?そんなの自分達の生活とは関係ない!

     

そんな風に思ってらっしゃる方も、きっと多い事でしょう。ですが、今現時点ですでに我々の生活に必要なインフラとして、宇宙技術は使用されています

    

例えば、GPSは正確な位置測定が出来るので、Googleマップやカーナビなどに利用されていますよね。

GPSには非常に正確な原子時計が積んであり、それを受信する事でどこにいても正確な時間がわかる。また、GPSは非常に高速で飛んでいる為、地上との時間のズレがあり(相対性理論)、三次元測定による正確な位置測定が可能となる。

    

また、宇宙空間にあるハッブル宇宙望遠鏡は天候の影響を受けない為、より精度の高い天体観測が出来ます。これにより、地球へ衝突してくる彗星などをいち早く見つける事が可能です。

    

これから宇宙で開発された様々な技術が、我々の生活をさらに豊かにしてくれるはずです。人類が宇宙へと活動範囲を広げていくのは何もSF映画だけではなく、人類の進化の過程に過ぎないのかも知れません。

    

日本の「ものづくり」が生き残れる場所

日本の「ものづくり」が完成されたのは1950年代半ばから始まった高度経済成長期であり、安い人件費と高い品質を武器に日本は次々と欧米先進国を負かしていきました。

    

今でこそ下火のハードウェア産業ですが、当時はどの国も日本ほど完成された生産方式を持っていなかったのです。それはTOYOTAや日産といった自動車産業だけでなく、SONYや日立などの電子産業も同じでした。

    

ちょうど現在の中国が世界のサプライチェーンとして活躍しているように(コロナのせいで今後はどうなるかわからないけど・・・)、日本は先進国へと階段を登っていったわけですね。

   

その頃に築かれた日本の「ものづくり文化」はエコシステムとして定着して、非常に高い品質と技術を兼ね揃えています。小さい町工場の1つ1つが洗練された技術を持っていて、これは今現在でも日本が世界に勝てる分野です。

    

ハードウェアがコモディティ化するにつれ製造業は空洞化していきましたが、純技術に関してはまだ日本に部があります。ゆえに付加価値を与えられるハードウェアとして、AIロボティクスや宇宙ロケットが挙げられるわけです。

    

      

宇宙は未来の主力産業へ

自動車部品にはたくさんの種類が存在し、例えばエンジンだけでも1万点もの部品が使われています。ゆえに電気自動車が主流になると、この部品達が必要なくなるので、一連のサプライチェーンが大崩壊するわけです。

    

因みにもしそうなったら、「失業者増えます」どころの話ではありませんよ(笑)企業城下町なんかは、町全体が失業しますからね。

      

【企業城下町】

ひとつの自治体において特定の一社の企業の事業所や工場、関連会社の工場や下請け子会社などが産業の大部分を占め、その企業によって住民が主たる労働機会を与えられることで、その企業の盛衰が都市の盛衰に直結するような都市を指す言葉。企業と自治体の関係を城(とその領主)と城下町の関係に例えた語である。

出典:Wikipedia

     

間違いなく、既存の社会制度で救えるレベルではありません。まぁ、そうなる前にベーシックインカムとかが導入されるんでしょうが・・・。しかし、実はこれを看破できる産業こそが宇宙産業なのです。

     

宇宙産業が自動車産業を引き継げる理由

・自動車のサプライチェーンを生かせる

・日本の地理的利点

     

自動車のサプライチェーンを生かせる

自動車産業で培った技術は宇宙産業で生かす事が可能です。エンジンは言うまでもありませんが、例えば車体を軽くする為の技術(機械加工・金属加工)はロケットにも重要だったりします。

ロケットの重量を1kg下げると、1km高度が上昇する。高高度に発射する為には軽量が必須。

    

勤勉な国民性を持つ「ものづくりの国」だからこそ、ミリ単位で高品質な部品を製造できるわけです。これは日本がIT分野で大きく遅れをとってしまった、アメリカや中国には無いもの。

    

勝算は十二分にありますよ。

   

日本の地理的利点

当たり前の話ですが、ロケットを飛ばす為には広大な土地が必要になります。大量の燃料を積んだロケットが周囲の建物などに落下すると、尋常でないダメージを与えるからです。

    

また、宇宙から帰還の際には海上に着陸する事が望ましいです。落下スピードが軽減されていない場合でも、受けるダメージを軽減できます。

    

上記の理由から、日本には地理的な利点があると言えますね。なぜなら、日本は海に囲まれた島国で、東側と南側には延々と太平洋が広がっているのですから。

    

    

まさに「ロケットを飛ばして下さい」と言わんばかりの位置に、日本は存在しています。内陸部の海を持ってない国から見れば、日本ほど宇宙産業に適した国はないでしょう。

   

おわりに

自動車産業が宇宙産業に変わる4つの理由

・市場規模が右肩上がり

・宇宙産業は現代インフラに必須

・自動車産業で培った技術が生かせる

・日本には地理的な利点がある

    

宇宙ビジネスに関してもっと深く知りたい方には、下記の書籍が読みやすくおすすめです。

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