どうも、妖狐(@yo_ko)です。
先日、このようなツイートを目にしました。
上記リンクからYouTubeへ飛ぶと、1928年(昭和3年)の東京の姿を見る事ができます。ぜひご覧ください。
死ぬ前に後悔しない生き方

歴史の教科書に顔写真付きで出てくる偉人達。中でも、とりわけ優秀な成績を残した人達は、その象徴として紙幣に印刷されるようになりました。
福沢諭吉・野口英世など、近代文明の発展に携わった彼らが後世に大きな影響を与えたのは間違いありません。しかし、その裏には何億にものぼる無名の人達の死があります。
顔もわからず、存在していた手掛かりすらない数多の人達は、歴史の狭間に葬り去られました。人生とは不思議なもので、何を成し遂げたのかを後で問われる事になるのです。
最大の疑問
冒頭でご紹介した1928年の動画では、着物を着ている人の姿が確認できます。自動車もヘンテコな形をしており、時代の流れを感じさせてくれますね。
動画に映っている多くの人達は、今はもうこの世にはおられないでしょう。私が生まれるはるか前の話ですが、そこには確かに平和な人々の生活があったのです。
この映像が取られた日から13年後の12月、日本の真珠湾攻撃により第二次世界大戦が開戦します。映像に映っていた穏やかな場所は、火の海が渦巻く地獄と化しました。
戦争で亡くなった犠牲者の中にも、名も無き英雄達がいた事でしょう。政治家どもが始めた勝手な戦争で、自国を守る為に戦ってくれたのです。
だからこそ、私には疑問しかないのですよ。
教科書に載るどころか、功績を讃えられる事もなく虚しく死んでいった彼らの人生は、一体何だったのかと・・・。
人が生きる意味

今の所、どうやら私の人生も教科書に載る事はなさそうです。あと100年もすれば、肉体もろとも私が生きていた証は消滅するでしょう。
そう考えると、人生とは儚いものですね。もしかすると、我々は自分が生きていた証を欲するがゆえに子孫をつくるのかも知れません。
人体の細胞が分裂できる数は限られており、人は必ず死に至ります。奇跡的に病気にならず生きれたとしても、120年以上は構造的に不可能なのです。
にも関わらず、人はなぜ長生きしようとするのでしょう。どの道、死は避けれないのに。死に向かって生きる意味は本当にあるのでしょうか?
おそらく、生物が生きる理由はただ単に死にたくないからです。しかし、高度な知能を持つ人間だけはそこに役割を求めてしまいます。
それはまさに自分の人生が無駄でないようにと願う「祈り」そのものです。
人生の最後に後悔したくないなら自分に正直になろう

私達は生きる上で幸せを探します。それは人によって多少異なる性質を持ちますが、おおよそ似たような所に落ち着くはずです。
しかし、私達が生きるこの世界はなぜか平等ではありません。困った事に、生まれながらにして不平等なのです。
例えば、日本のような先進国では食べ物が捨てるほど余っていますが、裏側に位置するアフリカでは子供が飢えて死にます。狂気の沙汰です。
それはさしずめ、生まれながらにして自分の命を握られているようなもの。生まれる場所をミスっただけで人生が積むのです。
裕福な強国に生まれた我々には、一生かかってもわかりえない感情でしょう。
死神のジャッジ
幸せを追い求め生きている皆さんは、きっと真面目に努力されている方達だと思っています。きちんと働いて納税して、家族を支えていらっしゃる方達だと思っています。
ですが、そこに一つ誤算があるとするならば、「人はいつ死ぬかわからない」という点ですね。
人生は一瞬です。「後で〇〇しよう」なんて言ってる間に、すぐに終了してしまいます。何も成し遂げられないまま、幕を降ろすのです。
死神のジャッジは非情で、遠慮も躊躇もありません。幼い我が子を残して病に倒れる親なんて腐るほどいます。
だからこそ、「今」にフォーカスして生きねばなりません。未来に幸せになるのではなく、今この瞬間を幸せでいる為に。
「死」を意識できるか
以上の論を踏まえて、私が出した結論は「人生の最後に後悔する確立は死をどこまで意識できるかによって変わる」です。
自分が死ぬ事を内在的に意識できた人だけが幸せを手に入れられます。だって、もし明日死ぬとしたら会社に行きますか?
行かないですよね?
私がもし明日死ぬのだとしたら、薄暗い会社の天井なんか見たくありません。それよりも、海を見に行きたい。地平線の向こうまで続く海へ。
仕事に翻弄されて、やりたくない事やらされて、ストレスを溜めるだけ溜め込んで会社の中にいる人には、夕日の美しさを理解できないでしょう。
これほど美しい星に奇跡的に生まれた事を理解できないでしょう。命の時間の尊さをきっと理解できないでしょう。
「そんな風景いつでも見れるよ」とか言う人に、人生の意味がわかってたまるかって話です。

いつの日か皆さんにもその瞬間が訪れます。それは交通事故なのかガンの告知なのかはわかりませんが、避けられない死に面と向かい合う日が必ず来るはずです。
だからこそ、今しか見れないもの見に行きましょうよ。同じ日は二度ときません。その姿、目と脳裏に焼き付けて下さい。
今しかできない事を全力でやりましょう。
上司の意見は必要ありません。そんなものはクソくらえです。恥もプライドも必要ありません。そんなものはゴミ箱行きです。
雑踏の中でも迷わずに、常に自分らしさを持って下さい。人生の最後に後悔しない生き方は、きっとそこから生まれると思うから。
20年後に失望するのは、やったことよりもやらなかったことだ。綱を解き、船を出し、帆で風を捕らえよ。探検し、夢を見て、発見するのだ。
出典:マーク・トウェイン
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