どうも、妖狐(@yo_ko)です。
私が兼ねてから申し上げていた日本型雇用の問題点に、やっと経団連が反応してくれました。
新卒一括採用や終身雇用、年功型賃金など、戦後、長く続いた日本型雇用を見直しhttps://t.co/TTohS62Yk4
— 妖狐@限界集落ブロガー (@yo_ko_sometime) 2020年1月21日
やっと経団連が日本型雇用を見直し始めました。今後10年、確実に日本は大激動の時代を迎えるでしょう。「会社の名前」はもう通用しません。今こそ、新時代に通用する人材となるべきです。
今後、日本社会は確実に欧米のような実力主義へと移行します。古臭い縦社会が終わりを迎える時が来たのです。今こそ貯まった膿を出し切りましょう。
【事実】ついに終わる日本型縦社会

日本という国は、地位や名誉といったものが必要以上に尊重される文化を持っています。中でも、代表的なものが敬語文化。これは無条件で年上を尊重しなさいというクソ文化です。
このクソのせいで、精神年齢が小学生のおっさんやプリ○スで子供を轢き殺す老害にも敬語を使わねばならなくなりました。また、実力ではなく勤務年数によって給料が決まるという、悪しき年功序列制度は今更語る必要もないでしょう。
事実として、これらのシステムは欧米をはじめとする諸外国には存在しません。
なぜなら、完全な実力主義である海外では、「勤務年数」ではなく「個人の能力」で給料が決まるからです。絶対に上に逆らえない日本が縦社会だとすれば、人材が流動化する欧米はまさしく横社会と言えるでしょう。
矛盾した資本主義
日本は建前上「資本主義」となっていますが、実際には純粋な資本主義とはかけ離れています。1億総中流の名の下、貧富の差を意図的に少なくしているのです。会社組織内では、特にその傾向が顕著にみられますね。
【修正資本主義】
資本主義が持つ様々な問題点を緩和ないし解消することで、福祉国家を目指そうとする思想である。また、そのような考えに基づく諸政策を実行している資本主義体制のことをも指す。
出典:Wikipedia
仕事が出来る人と出来ない人を平等に扱おうとする日本型の社会は、実力がある社員からすれば会社にしがみつく「ゆでガエル」の為に仕事をしているようなもの。言うなれば社会主義であり、崩壊は当然の結果なのです。
【ゆでガエル】
1つの企業色に染まりすぎてビジネス環境の変化に対応できない様子を表す様。カエルを入れた水を徐々に沸騰させれば気付かない内に茹で上がるという理論から比喩に使われる。
縦社会は無駄を生み出す
日本は国内総生産(GDP)で世界3位に値する経済大国です。しかし、その実、人口1人当たりのGDPでは諸外国にボロ負けしています。日本の経済力が強いのは、ただ単に人口ボーナスによるものと言えるでしょう。
◆名目GDPの比較

出典:https://www.globalnote.jpより引用
日本の1人当たりGDPが低い原因は少子高齢化などもありますが、1番はやはり労働生産性が低い事。実は日本の労働生産性は20年連続で先進国最下位なのです。
◆各先進国の労働生産性一覧

画像出典:日本生産性本部より引用
よく日本人は勤勉と言われますが、勤勉に長時間働いても全然儲かってないわけですよ。やる必要のない会議とか、作る必要のない資料とか、上司に合わせて残業とか、無駄な事ばっかやってるから意味がないんです。まさに本末転倒。
まじでみんなで必死に出勤して必要とされてない物を必死に作って、結果めっちゃ苦労して宣伝して、めっちゃ余るみたいな経済活動をしている気がする。いま大事なのは、穴を掘れって命令されて愚直に穴を掘る人ではなく、なんで穴を掘るのか聞いて、他の方法とかその目的自体を疑うことができる人だね。
— 言わずと知れた天才編集者(箕輪厚介) (@minowanowa) 2019年7月8日
日本のような「気遣い」の縦社会は、必ず必要以上の大きな無駄を生み出してしまいます。そしてその無駄を無駄と気付かずに10分前集合を強制する老害は、海外から見ればもはやコメディと思われるレベルでしょう。
「全員が揃う時間」のことで、その時間に来れば良いというものではない。
— ちきゅう (@chikyunonaka) 2020年1月16日
この意味が理解出来ません。
そう思われるなら、事前に「集合時間」の認識を共有しておくべきです。
そのスタッフは言われた通りに行動したまでです。
自分の認識が普遍的だと思わないようにしましょう。
定時だからではないか。 pic.twitter.com/3lx6WoHZj4
— 中西大輔 (@daihiko) January 27, 2020
縦社会の崩壊でふるいにかけられる人材

日本型雇用が崩壊した最も大きな原因はグローバル化です。ビジネスがグローバル化すれば、給料が安い後進国の人材に仕事が流れるのは当然の結果。よって、日本国内の産業が空洞化するのも必然と言えるでしょう。
先進国の成長は減速し、成長率が2019年には2.0%、2020年には1.7%となると予測されています。新興市場国と発展途上国については、2019年の成長率が4.5%へとわずかに下がった後、2020年には4.9%に上昇すると見られています。最新の世界経済見通しによる予測をご確認ください。https://t.co/8UzmSpb8Zp pic.twitter.com/gqBDQvPRXh
— IMFニュース (@IMFNewsJapanese) 2019年1月21日
我々日本人は後進国の人材の何倍もの給料を頂いているわけですから、後進国の人材の何倍もの価値を提供せねばなりません。値段が高くても売れる、より付加価値が高い商品を提供せねばならないわけです。
しかし、前述した通り、日本の社会システムには弱点があります。無駄すぎる労働生産性。実力のある人材を潰す社会主義。こんな状態で、グローバル化に伴う環境変化に対応出来るとはとても思えません。
これから確実に、個人の能力が必要とされる時代がやって来るでしょう。少なくとも、今後10年で社会は激変するはずです。なぜなら、「会社の名前」ではなく「自分の名前」で食べていく時代が来るのだから。
これから激動の時代が始まるけど覚悟はいい?
AIやロボットにより業務が自動化されるのはよく行われている議論ですが、私も個人的に未来予測をしてみました。下記がオワコン業界一覧ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。
さて、先進国に住んでおられる皆さんには、この先「激動の時代」を迎えるにあたっていくつかの難題が課せられます。
・より生産性の高い労働が出来るか?
・より付加価値の高い商品が生み出せるか?
・より効率的な仕組みを構築できるか?
・よりクリエイティブな仕事で差別化できるか?
これらの難題を解決できる力こそが「新時代に通用するスキル」です。従来のような、会社に馴染む為の努力ではなく、実社会で役に立つスキルを得る努力をしましょう。
日本型縦社会に馴染みの薄い若者にとっては、むしろチャンスだと言えます。逆に言えば、終身雇用や年功序列制度にどっぷり浸かってきた中高年にとっては、悪夢という他ありません。しかし、それは未来を予測して来なかった怠慢。
本来なら、これは喜ぶべき事なのです。だって、ようやく平等になるのですから。性別や年齢ではなく、能力で等しく評価してもらえる本当に平等な社会に。
✅先進国にお住みの皆様へ
— 妖狐@限界集落ブロガー (@yo_ko_sometime) January 12, 2020
これから先、皆様には次の試練が課せられる事になります。
・より生産性が高い労働環境が作れるか?
・より付加価値の高い商品が作れるか?
・資産性がありレバレッジがきく仕組みを作れるか?
衰退していく日本が復活する為には、上記が必須となります。
おわりに
当ブログでは「新時代にふさわしい生き方」を軸に、他にも様々な記事を書いています。特にこれからの雇用が激動する社会では、絶対に収入は多角化しておくべきです。
下記にて、今後重要がある業界や副業についてまとめていますので、ぜひ参考にされて下さい。
◆MIDAS(ミイダス)

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